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ブラック★ロックシューター

ブラック★ロックシューター 1話 『あとどれだけ叫べばいいのだろう』 感想

 BRS1話 シーン1

瞳を閉じずに私を見つめて、あなたの全てを私に見せて―


“噛み合うことのないそれぞれの想い”... 本作品の第一話はまさにそんな言葉が見事に当て嵌まるような物語の序章として、巧くも遠回りな形で描かれていたのではないかと思います。

彼女たちそれぞれが心に抱えた闇や力強い想いを、心象世界(ブラックロックシューターの世界観)とその他の演出やいろとりどりの色などを用いてそれとなく、けれど直接的に 「こうなんです」 と描いていくその構成には時折、感嘆の声を漏らしてしまうほどの面白さもあって。

それだけに、想像力を駆り立てられるという点では本当に興味深い作品でもありますし、雰囲気もかなりよく、とにもかくにも面白い作品だなぁと私自身は感じられました。


BRS1話 シーン2BRS1話 シーン3


特に今回は小鳥遊ヨミの背景を描くことに徹底していて、言葉数は少なくとも彼女の節々の言動や、それを取り巻く環境の描写などが彼女の置かれた状況を克明に説明してくれているようでした。中でも一番分かり易かったのはあの腕輪の描写と、マトが友人に小鳥遊という苗字のイメージを聞いた際に帰ってきたその答えですね。

鎖編みに、血(苦しみ)を連想させる赤という組み合わせは束縛の暗示であり、苗字から連想された 「鎖に繋がれた鳥」 という解釈からも、ヨミを取り巻く “どうしようもない現状” といった状況がよく読み取れるようです

また、ヨミの部屋の閉塞感や、彼女の部屋に置かれた人形遊び用の家のおもちゃなど何処か監視的な印象を与える描写も多く、カーテンの合い間から外を眺めたり、友人の合い間からマトを見つめたりと、彼女の小さくも必死な助けの声が聞こえてくるようなシーンも多いです。彼女がどんな闇を抱えているのかはまだ分かりませんが、さすがにここまで孤独的に描かれるとかなり感情移入してしまって、ヨミが可哀想に思えてきますね。





また、そんなヨミの現状を照らし合わせながら1話ではED(次回以降OP?)として使用された初音ミクの【ブラック★ロックシューター】を聴いていくと、その歌詞の真意といった部分もどことなく見えてくるようで面白いです。ヨミ、そしてマト目線で語られるその心情と現状、またその先の展開をもこの曲は鮮明に歌ってくれているように感じられるのではないでしょうか。


BRS1話 シーン4BRS1話 シーン5


加えてこの作品は瞳の描写が異常なまでに多いわけなのですが、よく “瞳に意思が宿る” という言い回しをするように本作品においてもそれは同じで、その一つ一つの瞳の描写には登場人物各々の感情が力強く芽生えているように感じられるわけです。

妬み、憂い、狂気、怒り、優しさ、実直さ。色々な感情がその瞳から溢れ出していて、もしかするとこの作品は瞳を解して何かを伝えようとしているのかも知れない、、とまで思えるほどにそれらは強烈に描かれていて。


BRS1話 シーン6BRS1話 シーン7


特に時折描かれる 『瞳の中の歯車』 はとても印象的で、もはやそれだけでも色々なことを想起させられてしまうのだからこういった描写は本当に面白いですよね。

先ほども少し述べたように、瞳はその人の想いを映し出す鏡としても機能するわけですから、無論その目と目が合うということは気持ちの通じ合いを意味するシーンとして捉えることが出来るわけで、つまりは “歯車が噛み合い、廻り出す瞬間” でもあるのだと言い換えることが出来る。

ようは、気持ちが通じ合う(=歯車が噛み合う)ことで物語りは始まり、そこから全ては繋がっていくんだよ、ということの暗示でもあるのではと考えることが出来るわけです。


BRS1話 シーン8BRS1話 シーン9


けれども、彼女はその瞳(想い)を相手に伝えることが出来ない。いや、許されないのかも知れない。だから彼女は目が合わせることが出来ないし、その目線は常に泳いでいて、ついには下を俯いてしまう。

まさに籠の中の鳥の如く、といったところですね。自由に空を羽ばたくことも、外に出ることも許されないそんな現状は、やがて彼女自身の存在価値さえも奪いかねない余りにも非道で残酷な仕打ちで。またそういった嫌な印象は本編からも強く漂う陰惨な雰囲気とも重なり合って、異様なまでの暗さを醸し出しているように感じられます。


 BRS1話 シーン10


またそんなヨミの存在価値の消失を予見させるようなパーツがあの心象世界には散りばめられていて、それこそ噛み合わない歯車や、何かを象るでもなく無造作に置かれた積み木、スクラップとなった人形、組み立てられないレゴブロック、そして極めつけは汚い色のマカロンなど多くの 「価値のないもの」 がそこには存在しているわけです。

まさに孤独そのものを表現した世界観ですね。けれども、そんな場所でさえ何かを求めブラックロックシューターは戦い続けるわけで、そんな彼女の目には並々ならぬ決意と想いの強さが感じられる上に、彼女から流れる血が青であることからも、悲惨さよりはどちらかと言うと優しさや切なる希望的な印象を強く受けたりもしたわけです。

また、それは “青” という色を前向きな色として捉えるマトの語りが本編の冒頭と終盤に差し込まれたから、、というのも強く影響しているところなのかも知れませんね。

「小鳥飛ぶのは青の空」
「海に映るわ空の青」
「絵空の青の空の海」
「絵空の青に空の涙」
「涙の青に小鳥飛ぶ」
など...


BRS1話 シーン11BRS1話 シーン12


そしてそんなブラックロックシューターと同じように、強い意志を持ってマトがヨミに接した結果、ヨミはしっかりとその目をマトの目と合わせ大粒の涙を流すわけで、少なくともこの瞬間だけは彼女も自身の存在価値というものを見出すことができ、孤独からの開放を果たすことが出来たのでしょう。

故に彼女たちの物語はここから始まり、多くの関係と数々の想いもここから紡がれていくはずで、この始まりの場で共に抱いたあの頃の想いだけは決して忘れずに、いつしか爽やかなハッピーエンドを迎えて欲しいなと心から願いたいもの。

もちろん、そう簡単にはいかないこともたくさんあるのでしょうけど、ただでさえ鬱々しい雰囲気の作品なわけですから、ここはマトの強さを信じつつ、希望的観測を抱いてこれからも前向きな姿勢でこの作品を視聴していきたいなと思います。全8話構成の中でどこまで描き、どこまで突っ込んだ話をしてくれるのか。もうめちゃくちゃ期待してます。次回以降も楽しみです!


 BRS1話 シーン13


あと、この作品は3DCGを駆使した戦闘シーンにも是非注目して視聴していきたい作品ですね!

ブラックロックシューターが相手の前に佇むカットや、
戦闘の際にロックカノンを構えるカットがいちいちカッコいいです!


素晴らしい!!




次回  「夜明けを抱く空



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