THE IDOLM@STER
THE IDOLM@STER #23 『私』 感想

誰が悪いとか、誰が正しいとかそんな簡単なことじゃない。
簡単なことじゃないんだよ。でも、だからこそ―
正直、今回はあまり書くことがないというか、まず何を書けばいいのかが分からないというかね...。
春香の気持ちやその想いだって痛いほど分かるし、何とかして汲み取ってあげたいとは思うのだけど、アイドルとして、そしてプロとして一生懸命頑張っている彼女たちの姿を見ていれば、それだって誰しもが我侭を言える立場じゃないということは明らかで・・。
もちろん、それだってライブも大事な仕事であり、彼女たちにとってもその舞台が大切であることには変わりないんですよね。でも、それもまた他の仕事との兼ね合いという部分はあって、そればかりに力を注ぐことは決して出来ない。一人一人必要とされる場所が違って、各々がそのステージの上で必死になって頑張ってる上に、失敗が許される場所なんて何処に行ったってありはしないのだから、それも当たり前。
むしろ、それこそがアイドルとして活動し、プロとして生きていくということなのだと言えるはずで、それも真の「今を精一杯頑張ろう」というあの台詞にこそ、その全てが凝縮されていたのではないかと思います。

でもじゃあ、春香の想いってただの我侭でしかないのかな?と聞かれれば、それは断じてそうではないと胸を張って私は言ってやりたい。
だって、そうでしょ。彼女だってそんな当たり前のことはもう十分過ぎるほど理解しているんですよ。
それこそ、千早が海外に行くのを延期すると言い出した時だってそれは違うと断言していたし、雪歩の頑張る姿勢と輝くその姿を見て喜んでいたわけで、他の仕事がどうでもいいとか、ライブを最優先にするべきなんてこれっぽちも思ってない。
むしろ、彼女だってみんなが頑張る姿を観てあんなにも嬉しそうな笑顔を見せていたし、その活躍を自分自身の原動力にしていたりもしたんです。故にだからこそ、みんなで頑張るということも、それぞれが頑張るということも、そのどちらともが大切なんだってことを彼女はしっかり理解している。むしろ、それこそが765プロなんだって分かってる。


でもね。。たとえそうは思っていたとしても、こうして “みんながみんなでなくなっていってしまう” というのは余りにも寂しいし、余りにも辛いことでもあるんですよ。
それは、それぞれが変わっていってしまうとか、仲間としての意識が薄れてしまうということでは決してなくて、むしろその絆は決して消えることはないし、いつだって彼女たちはお互いを思いやって前へ進んでる。でも、だからこそこうして会えなくなる日々が続き、その表情と意志を互いに感じ取れなくなってしまうというのはとても怖いことでもあるんです。
そして、そういう感情が積み重なっていくことで段々と自分自身も何を信じればいいのか分からずに、半信半疑になってしまう。自分がいけないのか。自分だけが空回りしているのか。こんな風に考えているのって自分だけなのか・・・。そんな答えの出ない質疑応答の堂々巡り。

もちろん、そんなマイナスへマイナスへと考えていったって仕方のないことだというのは彼女自身も分かってはいたんですよね。それは春香自身の癖としてもその感情が表に出てきていたりして、だからこそ彼女もああして自分の頭を小突き 「もっとしっかりしなくちゃ!」 と自分自身を励ましていたのだと思います。
けれど、そこで新たに浮き彫りになるはプロデューサーの存在とその重要性。どんな時であっても、「大丈夫だ!」と春香を励まし続けた彼がいないことで、彼女自身が自分で背負うことになるその重りは余りにも大きく、残酷で・・・。
もちろん、それだってプロデューサーもみんなのためにあんなにも頑張って駆け回ってくれているわけで、彼には非なんてこれっぽちもないんです。そしてそれもまた春香自身が理解していることであって、別に誰が悪いとかは全くないし、むしろ責任の所在なんてどうでもいい。けれど、その結果でどんどんとその足場を失っていくのってやっぱり春香自身なわけで、だからこそ今回の出来事の悲運って、その “どうしようもなかったんだ” といったところにこそ全てが詰まっていたのかなとも思うんですよね。


それだって、もしかしたらあの時に春香自身が全てを打ち明けてしまえば “どうにか” はなったのかも知れないし、それは分からない。でも、仮にそうであったとしても、こうなってしまったことでさえ誰の責任なのかなんてことは断言できるものではないし、それぞれの感情と想いといった部分を考えればこのシナリオも進むべくして進んだ道筋なんだということには変わりはない。
むしろ、何かが悪いんだって決め付けてしまうことは余りにも簡単だし、そういった答えを出してしまえばもう彼女たちは決してこれ以上先には進むことができなくなってしまうといことにも成りかねない。
だからこそ、私は彼女たちに “何故、こうなってしまったのか” ではなく “これからどうするべきなのか” ということを考えて欲しいし、むしろそうすることで再度、彼女たちの進む道の先には明るい未来の展望が見えてくるんじゃないかなって。そう思うんですよね。何より、そう信じたい。そう願いたい。

もちろん、こういう結果になってしまった以上、春香にとってだってそんな風に考えることは簡単じゃないし、一筋縄にはいかない厳しい局面を彼女たちが迎えているんだってことも十分に分かっています。
でも、たとえそんな状況であったって『彼女たちなら大丈夫なんだ!』って思えるのは今までの彼女たちが築き上てきたものがそこにしっかりと存在しているからこそのものでもあるんです。
だからこそ、私も決して諦めないし、悲観的には考えない。彼女たちが全てを乗り越えて、また新たな輝きとあの可愛らしく、希望に満ち溢れた満面の笑みを我々ファンにきっとまた見せてくるのだと決して信じて疑わない。だから頑張れ、春香。頑張れ、765プロ。ファンはあなたたちのことをいつまでも応援し、信じて、ここで待っているから。そして、またありがとうと。絶対にそう言わせて下さい。
次回 「夢」
春香の気持ちやその想いだって痛いほど分かるし、何とかして汲み取ってあげたいとは思うのだけど、アイドルとして、そしてプロとして一生懸命頑張っている彼女たちの姿を見ていれば、それだって誰しもが我侭を言える立場じゃないということは明らかで・・。
もちろん、それだってライブも大事な仕事であり、彼女たちにとってもその舞台が大切であることには変わりないんですよね。でも、それもまた他の仕事との兼ね合いという部分はあって、そればかりに力を注ぐことは決して出来ない。一人一人必要とされる場所が違って、各々がそのステージの上で必死になって頑張ってる上に、失敗が許される場所なんて何処に行ったってありはしないのだから、それも当たり前。
むしろ、それこそがアイドルとして活動し、プロとして生きていくということなのだと言えるはずで、それも真の「今を精一杯頑張ろう」というあの台詞にこそ、その全てが凝縮されていたのではないかと思います。

でもじゃあ、春香の想いってただの我侭でしかないのかな?と聞かれれば、それは断じてそうではないと胸を張って私は言ってやりたい。
だって、そうでしょ。彼女だってそんな当たり前のことはもう十分過ぎるほど理解しているんですよ。
それこそ、千早が海外に行くのを延期すると言い出した時だってそれは違うと断言していたし、雪歩の頑張る姿勢と輝くその姿を見て喜んでいたわけで、他の仕事がどうでもいいとか、ライブを最優先にするべきなんてこれっぽちも思ってない。
むしろ、彼女だってみんなが頑張る姿を観てあんなにも嬉しそうな笑顔を見せていたし、その活躍を自分自身の原動力にしていたりもしたんです。故にだからこそ、みんなで頑張るということも、それぞれが頑張るということも、そのどちらともが大切なんだってことを彼女はしっかり理解している。むしろ、それこそが765プロなんだって分かってる。


でもね。。たとえそうは思っていたとしても、こうして “みんながみんなでなくなっていってしまう” というのは余りにも寂しいし、余りにも辛いことでもあるんですよ。
それは、それぞれが変わっていってしまうとか、仲間としての意識が薄れてしまうということでは決してなくて、むしろその絆は決して消えることはないし、いつだって彼女たちはお互いを思いやって前へ進んでる。でも、だからこそこうして会えなくなる日々が続き、その表情と意志を互いに感じ取れなくなってしまうというのはとても怖いことでもあるんです。
そして、そういう感情が積み重なっていくことで段々と自分自身も何を信じればいいのか分からずに、半信半疑になってしまう。自分がいけないのか。自分だけが空回りしているのか。こんな風に考えているのって自分だけなのか・・・。そんな答えの出ない質疑応答の堂々巡り。

もちろん、そんなマイナスへマイナスへと考えていったって仕方のないことだというのは彼女自身も分かってはいたんですよね。それは春香自身の癖としてもその感情が表に出てきていたりして、だからこそ彼女もああして自分の頭を小突き 「もっとしっかりしなくちゃ!」 と自分自身を励ましていたのだと思います。
けれど、そこで新たに浮き彫りになるはプロデューサーの存在とその重要性。どんな時であっても、「大丈夫だ!」と春香を励まし続けた彼がいないことで、彼女自身が自分で背負うことになるその重りは余りにも大きく、残酷で・・・。
もちろん、それだってプロデューサーもみんなのためにあんなにも頑張って駆け回ってくれているわけで、彼には非なんてこれっぽちもないんです。そしてそれもまた春香自身が理解していることであって、別に誰が悪いとかは全くないし、むしろ責任の所在なんてどうでもいい。けれど、その結果でどんどんとその足場を失っていくのってやっぱり春香自身なわけで、だからこそ今回の出来事の悲運って、その “どうしようもなかったんだ” といったところにこそ全てが詰まっていたのかなとも思うんですよね。


それだって、もしかしたらあの時に春香自身が全てを打ち明けてしまえば “どうにか” はなったのかも知れないし、それは分からない。でも、仮にそうであったとしても、こうなってしまったことでさえ誰の責任なのかなんてことは断言できるものではないし、それぞれの感情と想いといった部分を考えればこのシナリオも進むべくして進んだ道筋なんだということには変わりはない。
むしろ、何かが悪いんだって決め付けてしまうことは余りにも簡単だし、そういった答えを出してしまえばもう彼女たちは決してこれ以上先には進むことができなくなってしまうといことにも成りかねない。
だからこそ、私は彼女たちに “何故、こうなってしまったのか” ではなく “これからどうするべきなのか” ということを考えて欲しいし、むしろそうすることで再度、彼女たちの進む道の先には明るい未来の展望が見えてくるんじゃないかなって。そう思うんですよね。何より、そう信じたい。そう願いたい。

もちろん、こういう結果になってしまった以上、春香にとってだってそんな風に考えることは簡単じゃないし、一筋縄にはいかない厳しい局面を彼女たちが迎えているんだってことも十分に分かっています。
でも、たとえそんな状況であったって『彼女たちなら大丈夫なんだ!』って思えるのは今までの彼女たちが築き上てきたものがそこにしっかりと存在しているからこそのものでもあるんです。
だからこそ、私も決して諦めないし、悲観的には考えない。彼女たちが全てを乗り越えて、また新たな輝きとあの可愛らしく、希望に満ち溢れた満面の笑みを我々ファンにきっとまた見せてくるのだと決して信じて疑わない。だから頑張れ、春香。頑張れ、765プロ。ファンはあなたたちのことをいつまでも応援し、信じて、ここで待っているから。そして、またありがとうと。絶対にそう言わせて下さい。
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お久しぶりですこんばんは
昨年参加頂きました企画を今年も開催しています
よろしかったらまた参加いただけますようご検討ください
ではでは
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ではでは
>おちゃつさん
こんにちは。お久しぶりです。
企画の件ですが是非、参加させて頂きたく思います。
他の方の記事も楽しみです。
では、宜しくお願い致します。
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