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THE IDOLM@STER

THE IDOLM@STER #20 『約束』 感想

 アイマス20話 シーン1


誰がために歌を歌い、誰がために笑うのか。
全ての人に、全てのファンに。そして全ての仲間にありがとう。



何を言ったって、どんな言葉を並べたってきっと全てを語れないことは分かってる。
でも 『アイドルマスター』 が大好きだから伝えたい。この作品へ抱く全ての感謝を―


正直、私は今年の夏にこの作品が始まった時、そこまで期待していたわけではなく、それこそ可愛いキャラクター性さえ観れればそれで十分だし、御の字だよなとそう思っていました。

けれど、話しを積み重ね、彼女たちを見守っていく時間をもどんどんと重ねていく内にこの作品ってそんな簡単なものではなくて、どれだけ彼女たちの濃厚でいて辛く楽しい日々を描いているのかってことに気付き始めることができた。アイドルという自覚のなさから全ては始まって、ダメな自分に憤って、怯えて、落ち込んで、時には逃げ出してしまう子だっていたし、決して順風満帆な道のりではなかった。

でも、そうして積み重ねた時間は確実に彼女たちの背中を支え続けていて、それこそ “立派なアイドル” として765プロのみんなをそのステージの上に押し上げていてくれたんですよね。それはアイドルとしても、人間としてもその成長を強く感じられるほどの変化であり、さらには前に進もうと光り輝く立派な雄姿でもあって。

そして、それは誰一人として一人にしないし、一人にはさせないといった強い絆に姿を変えて、克明にして鮮明に物語の軸として強くこの作品の根底に根付いているんです。


 アイマス20話 シーン2


けれど、千早という一人の少女の存在と彼女が抱える余りにも深い闇にとってそういった絆は時に意味を成さなく成ることもあったりして、どうしたってそれは避けられない壁でもあった。

目の前で弟を失くし、大好きだったその笑顔を失くし、歌を歌う理由すらもその全てを失くしてしまう。その辛さと苦痛がどれほどのものかなんてもはや想像することすら重苦しいし、本当に千早だって悔しくって泣きたかったに決まってるんです。

でも、そうした絶望に打ちひしがれた状態でも彼女は “それがゆうのためならば” と歌を歌うことを決めた。だって、それが自分に出来る唯一無二の愛情表現であり、存在意義でもあると感じたから。自分はゆうのために歌う。そのために生きる。それだけが私の生きる意味。そんな理不尽な愛故の束縛。


アイマス20話 シーン3アイマス20話 シーン4


もちろん、それだって身勝手なことだったのかも知れないし、何がゆうのためで何をゆうが望んでいるのかなんてもう二度と知ることは出来ない。でもそうすることで彼女は立ち続けていられたわけで、もはや
それは彼女にとって、たった一つの命綱にもなりえていたのだと思います。

自分が歌えば笑ってくれる如月千早にとっての最高のファンの存在。今はもうここにゆうはいないけど、でも私が歌えばきっと笑ってくれていると思うから。故にだからこそ、一人じゃないとも思える。立ってられる。歌っていられる。そう考えると、もうこれは罪滅ぼしという名の自己暗示でもあったのでしょうね。

苦しいのは彼女だ、ってそんなことは誰が観ても分かることなのだけれど、でもそれは自分自身が自分の首に手を掛けていることの裏返しでもあったということで、そこにこそまた千早の悲運と苦しみは詰まっていたのだと思います。


 アイマス20話 シーン5


けれど、そんな弟のためでもあり、自分のためでもある “歌うこと” すら彼女は奪われてしまったわけで、それがどれだけ彼女を暗闇の底に叩きつける出来事かというのは考えるまでもなく、むしろ当然の結果なんです。

最愛の人であったゆうも、生きる意味であった歌もその全て失うことの意味はあまりにも大きくて、もはや現実には何の意味も見出せずそこに残るのは酷い無気力と思考停止。そして自身の存在意義の消失。

もう、そんな彼女を観るのはきっと765プロのみんなや彼女たちのファン、そして私たち視聴者にとっても辛過ぎる一場面だったのではないかなと思います。それこそ、こんな現実は決して訪れて欲しくなかったし、あんなにも苦しみ悩みながらここまでの長い道のりを少しずつ歩いてきた彼女なわけですから、きっとその思いは等しく多くの人が感じていたことなのでしょう。


 アイマス20話 シーン6


でもね。。だからこそなんじゃないかなって思ったりもするんです。彼女がそうして一度空っぽになったからこそ知れたこともあったんじゃないかなって、そんな風にも思えたりする。

だって、千早が生きること、ステージに立つこと、歌を歌うことのそれぞれの意味は決してゆうの存在のためだけにあるものではなくて、もう今この場所にはそんな彼女の姿に愛を感じ、大好きだって、一緒にいたいって言ってくれる人がこんなにもたくさんいるわけじゃないですか。

ほっとけるわけがない。ほっときたくない。一人にしたくないし、ずっと一緒にいさせて欲しい。みんな千早のことが大好きなんです。そしてそんなみんなの姿勢は千早がゆうに抱きつづけてきた気持ちと同じものでもあるわけで、そう想うことの大切さを痛いほどに感じ、また知っているのはむしろ千早自身だったはずですよね。

故に、だからこそ後は “気付くだけ” だったんじゃないかなと思うんです。どんなことがあったって一人にはしないし、顔を上げて一緒に前を向いて歩いていこうというみんなの気持ちに気付くだけ。そして、もう一度応えるだけ。ゆうが 「歌って」 と言えばその笑顔に応えるため彼女が笑顔で歌ってみせたように、みんなの 「歌って」 という気持ちに同じように千早自身が応えてみせること

そうすることで、きっと彼女はまだまだいける。まだまだ歌えるし、まだまだ笑ってられる。そう信じたい。


アイマス20話 シーン7アイマス20話 シーン8


だから、周りのみんなだってあんなにも一生懸命にまだまだ頑張るんです。千早だけに頑張ってなんてことは決して言わずに、みんなで頑張ろうと彼女の手を引くために精一杯の気持ちを伝えようとする。

何より、そうすることで得られる感謝の気持ちと強い絆、そして前に進もうと思える気持ちの高鳴りを知っているのは他でもなく彼女たち自身だからこそなわけで、それもここまでの積み重ねで得ることの出来た一つの成長なんです。また、それはプロデューサーが春香に対して言っていたこととも同じであって、節目節目でその手と手を取り合ってきたからこそ口に出すことの出来る感謝の言葉なんだとも言えるはずです。


アイマス20話 シーン9アイマス20話 シーン10


また、それは裏を返すと人は一人だと余りにも脆く、そして弱いということも露呈する。それは、今までのアイドル活動を通して描かれてきたことを観ても同じことで、誰か一人のお陰でなんとかなったことなんて何一つとしてなかったんです。

でも、だからこそ仲間の存在がこんなにも尊く、頼もしいと思える。それはそれぞれのメンバーがきっと抱えているであろう同じ想いでもあり、それは千早の存在一つとっても彼女たちにとっては同じことなんです。彼女たちが千早に伝えたかったことってつまりはそういうことですよね。


 アイマス20話 シーン11


『一人でうつむかないで。大丈夫。私たちが隣にいるから。一緒にいるから。』
そんな優しく愛に満ちた765プロの想い。

そしてそれはプロデューサーや律子たちも含め、みんなが抱く正真正銘の真心であり、愛情なんです。
またそれは何も千早だけに抱く想いではないはずだし、今回限りの特別なものでもないはずで、むしろ
それこそが765プロが765プロであることの所以でもあるのだと言えるのでしょう。

それはあの運動会の回でも描かれていた通り、あんなにもキラキラと輝いていた765プロの姿を観て、他の子たちが彼女たちに憧れを抱いていたこととも同じであって、そういった信頼と友情の絆と団結力こそが彼女たちの最大の魅力であり、最高の笑顔になりえるものなんだと断言できるはずです


 アイマス20話 シーン12


そして、そんなみんなの想いは千早にもしっかりと届いた。だから歌うと決めた。いや、たとえ歌えなかったとしてもみんなの気持ちには応えたいから。だからもう一度ステージに立つ。それはみんなに対しての “ありがとう” を示す精一杯の気持ちを込めた姿勢でもあり、また自分自身に対しての挑戦でもあったのでしょう。

もう一度、たったもう一度だけでも自分が歌を歌うことに意味を見出せるのかどうか。喜びを見出せるのかどうか。そして、もし “歌を歌う” ということにもう一つ意味を見出せるのだとしたら、それは自分にとっても春香やみんなとの繋がりを一つ確立することにも繋がっていくはずだから。

一緒にいたいから一緒にいる。歌いたいから歌を歌う。嬉しいから笑顔になれる。そうやって自分自身に素直に生きていけるはず。そしてそれはもちろん、ゆうと過ごしたあの日々と決別するということではなくて、もう一度、ゆうの前に煌き輝くアイドルとして立つことができるかも知れないという明るく温かい未来への展望。


 アイマス20話 シーン13


またそんな千早の真っ直ぐな姿勢と強い想いを見せられたからこそ彼女たちも立ち上がったんですよね。

自分自身の足で、自分自身の気持ちで彼女はこのステージに立った。だったらあとはその体を支えてあげるのは他でもなく自分たちの役目だと迷わず飛び出した春香とみんなの姿。そしてその想いと想いの架け橋を必死に繋ぎとめようと叫び、想いを込めるプロデューサーの懸命な姿。

もうね。全てが美しくて、優しくて、素敵で、温かくて...。今までの積み重ねも根底にある想いの強さも全てを抱きとめて描かれたここからの絆の形にもはや涙を流さずにいるなんてとてもじゃないけど無理な話で、この瞬間にこそ 『アイドルマスター』 の持つ良さの全てが詰まっていたように感じられました。もう心から賞賛すべき素晴らしいシーンの連続だったと思います。

またそれは言い換えるのなら、まさにみんなの想いが重なり合い、刻々と一つになっていく瞬間であり、ここまでの軌跡があったからこそ起すことの出来た必然的な奇跡でもあったのでしょう。


アイマス20話 シーン14アイマス20話 シーン15


そして、今度は千早が彼女たちの想いを全て抱きかかえることで、その瞬間に改めて気付くことができた。仲間がいること。自分はこんなにも誰かから想われているのだということ。そんな自覚と全ての人が伝えてくれた目一杯の優しさ。

そしてそれはあの別れの日まで千早とゆうがお互いに持ち寄っていた大切で忘れかけていた想いでもあり、歌うことの喜びでもあったのでしょう。自分を好きだとそう言ってくれる人のために歌を歌う。大好きなこの歌と私の歌声を必要としてくれる人のために私は歌う...。

きっと、千早が見たゆうのあの 「うたって」 の愛言葉は彼女を愛する全ての人の心の叫びだったに違いはなく、またこの場面にこそ “想いは伝わり、きっと繋がる” といったこの20話編成でのテーマ性が力強く描かれていたのだと思います

また、春香たちにとってはあんなにも楽しく歌う千早の姿を見れたことこそが、千早の導き出した愛のある応えとして十二分に伝わっていったはずです。それこそ、プロデューサーや律子が千早の第一声の歌声を聞き歓喜に打ち震える場面などは、むしろその姿にこちらが涙を溢してしまうほどの想いと想いの支え合いを表現していたように感じました。


 アイマス20話 シーン16


ただもちろん、千早が歌うことの喜びと自分の存在意義を新たに見出したとしても、彼女の中でのゆうの存在は決して消えることはないし、それだって家族との問題だってどうなるかは誰も分からない。それは今後の彼女次第であり、また辛いことだってきっとあるのかも知れません。

でも、こうして自分に素直になって涙を流し、自分の気持ちをみんなに曝け出したことで、きっとその結末は変わっていくはずだし、きっと何があってもお互いがお互いのために想いを寄せ合うことで、何かを成し遂げようとするその行動の先に不安は全くと言っていいほど無くなっていくはず。

だからこそ、これから彼女たちが共に歩んでいく果てのない道にはきっと希望の光が輝き彼女たちを待っているはずだし、最高の幸せが765プロのみんなを包み込んでくれるはずなのだと。そんな風に心から安心できる素晴らしい締め方だったように思います。もういくら泣いても泣き足りないぐらいの素敵なここまでのストーリーでした。

また、本当にこの作品に出会えて良かったと。そう心から感謝したくなる程にこの 『アイドルマスター』 という作品を愛せたことはきっと私のアニメ史に生涯残り続けていくことだと思います。まだまだ話は続いていきますが、最後の最後までこの作品を応援しつつ、765プロのアイドルたちと共に終わりを向かえるその瞬間まで一緒に駆け抜けて行きたいものです。




次回  「まるで花が咲くように



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