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うさぎドロップ

うさぎドロップ #01 『りんどうの女の子』 感想

 うさぎ1話 シーン1


いつも通りの暮らしに、いつもとは少し変わった生活風景。
見捨てられるわけがないんだよ。だって家族なんだもの。



祖父の死、帰郷、見知らぬ少女との出会い。


そしてそんな物語の過程の中で描き出される人の優しさ、温もりといったさりげない描写に
それとまた呼応してシンクロしていくBGMや作品からゆったりと溢れ出す心地良い雰囲気。

もう、何をとっても非の打ち所がないですよ。全ての要素が巧く噛み合わさっているし、
どう表現していいのか分からないぐらい気持ちよくて、とにかく素晴らしいの一言に尽きる。

しかも、そんな空間の中で進んでいくこの物語って実は凄く悲しい物語でもあったりして
そのギャップがまた何とも言えないこの空気感を作り上げているのだと思います。

それは人として当然の行為なのか、家族として当然の行為なのか、考えれば考えるほどに
難しい問題ではあるのですけど、でもそれ故に大吉の優しさにはやっぱり凄く救われる部分が
あったのではないかなと感じました。


損得以前に、思い遣りの気持ちと “家族” としての取るべき姿勢を選び取ったというかね。
そういった当たり前のようでいて、凄く難しいことをやってのけたからこそ、きっと彼は
あんなにも男らしく、一人の家族として、また一人の人としてカッコ良く映るのだろうなぁと。


 うさぎ1話 シーン2


もちろん、ああいったような親戚一同が抱え、また垣間見せた気持ちだって理解できるし、
それだって必ずしも否定されるようなことではないとも思うんですよね。

だって実際問題どういう経緯で彼女がここに居るのかも分からないし、誰の子かという真偽すら
実は定かではないわけで、分かっているのは 「りん」 という名前と母子手帳の存在のみ。
そんな子が急に目の前に現れたって、どうするべきかなんて人生を左右するような大きな問題、
すぐには解決できるわけがないんです。

それにいくら同じ血で繋がっているとしても、家族ってやっぱり長い時間を掛けて築き上る
特別な関係性を持ち合わせているわけで、そういった積み重ねが彼女と彼らの間には
全くと言っていいほど存在しない


故に引き取れと急に言われてもそういった事実と、またそれぞれの都合というのもあるわけで
だからこそ、一つの提案として施設に預けるというのは考える余地のある選択でもあるのでしょう。


 うさぎ1話 シーン3


でも大吉にとってみればきっとその都合とか彼女の生まれてきた背景とかなんていうことは
一番後回しにすべき利己的な考え方でしかないのでしょう。

彼についてはまだ語られていることが少なすぎて、実際あの場所でどういう考えを元に
ああいう行動をとったのかということは分かりませんけど、でも彼ってりんのことを
何よりも優先して考えていて、彼女がこれから生きていく上でどうするべきなのか
ということを、誰よりも一番真剣に悩んでいた
のだと思うんです。

だって何だかんだ言ったって、りんが本当に血の繋がりのある叔母さんでることを否定する要素を
彼は持っていないし、もしそうでなくたって彼女が祖父と関わりを持っていた人間であることには
間違いはないわけですから。

さらには身寄りという名の彼女にとっての居場所って、もうここにしか存在してないんですよね。
つまり、行く場所がない。頼る相手がいない。いや、頼る相手はここにいるのだけど、
どいつもこいつもみんな自分のことばかりで、彼女の頼るべき人間になることを拒否している。


 うさぎ1話 シーン4


しかも、当の本人と来たら物静かであやとりの成果を全て横取りされても笑っていられるほどの
優しさを持っていて自分の損得なんて全く考えていない。
こんな小さな子供が物想いにふけて、誰の邪魔にもならないように部屋の隅へと自ら消える。

もしかしたら大吉はそういった彼女の行動を見ている内に強い憤りや、モヤモヤとした感情を
心の奥に溜めていたのかも知れません。

“なんでこんな小さな子に出来て、お前らにはそれが出来ないんだ” って。

それはちっぽけな正義感かも知れないけど、でもりんのことを第一に考えるのなら
抱いて当たり前の感情でもあり、納得の出来るはずもないような状況であるわけで、
故にそういった彼の思考回路からは男気を強く感じられるし、何か特別な、
そう思うに至る彼の人生観とその背景というものも少しだけですが垣間見えた気がするんです。

もしかしたら彼は実の祖父から何か大切なことを教わっているのかも知れないななんて。
そんな風にも思える何かを感じられてしまう。


 うさぎ1話 シーン5


それにこの祖父の死という事実に対し向き合う彼女の姿勢って、きっと何よりも
大吉の心を打ったに違いないわけなんですよね。

あの人が一番好きだった花を最後は贈ってあげたいという彼女の正直な気持ち。

それはもしかしたら、また御爺ちゃんに笑って欲しいという現実を受け止め切れない
りんの切なさが引き起こさせた行動なのかも知れないわけですけど、
それでもやっぱり彼女は自分の足がどれだけ泥だらけになろうが相手の喜ぶことを
したいという想いを常に抱き続けている
わけなんですよね。

自分のことよりも相手のことを考えるというそんな単純でいて一番難しい行動が彼女は出来る。
そんな純粋無垢な彼女の姿に大吉は強く惹かれたのかも知れません。
そして何よりも守ってやりたいと、守らなくちゃいけないんだと。

そんな想いを彼は抱いていたのだと思います。


それに彼からすれば、りんは紛れもない家族なわけですからね。
そこに重なる祖父の存在は彼を動かす原動力にもなったに違いないのでしょう。


 うさぎ1話 シーン6


というわけで、かくして彼らの二人での家族生活が始まりを迎えたわけですけど、
やっぱりこういった特別な関係性を持つ彼らだからこそ、これからは色々な困難や
多くの壁にぶつかっていくことなのだと思います。

世間からの風当たりや、互いの心の擦れ違い、または身内関係とのゴタゴタなど
決して逃れられないことというのこれからたくさん出てくるはず。

でもそんな時だからこそ、彼女の示してくれた “自分より相手のため” という気持ちを常に
忘れず、これからの長い間を二人で支え合って生きていけばどんなこともきっと乗り越えていける
んじゃないかなって。

やっぱり、そんな風に思いたいものですよね。
というかそうでありますようにと心の底から強く信じていてあげたいです。

そして彼らが正真正銘の家族になるその日まで、しっかりと彼ら二人の歩む道を見守っていたいなぁと。そんな想いを抱きつつ、これからも温かい気持ちで視聴していければいいなと思います。




次回  「ゆび切りげんまん



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