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CLANNAD #03 『涙のあとにもう一度』 感想

泣きたければ泣けばいい。笑いたければ笑えばいい。
我慢する必要なんてないんだよ。ありのままの君でいれば―
朋也は二度とバスケをすることが出来ないという事実を知らずにバスケをしようと
彼に対して誘い出してしまった渚。
前回はそのことに大きなショックを受けて倒れ込んでしまった彼女だったわけですが
やはりそのことに対する自己嫌悪というのは物凄く感じてしまっていて
それ故に、朋也に対してもどうやって接すればいいのかということが分からず、
彼女なりにも凄く悩んでいたようでした。
もちろん、彼女だって決して悪気があったわけじゃないし、それ以前にそういった事実を
彼女は知らなかったわけで、それこそまさに寝耳に水状態。
むしろ早々にそのことを渚に伝えなかった朋也にも非がないということはないわけで
だからこそ、渚もそこまで気に病む必要もないと言えばないんですよね。
でも、彼女にとってみればやっとこの学校という孤独を強いられる場所で手に入れることの
できた繋がりでもあるし、また友人でもあるわけで、故にそういった彼女の気持ちも分かるし
それこそ “嫌われた” とまで思ってしまったとしても不思議ではない。
掛け替えのないものだからこそ、失うことの恐怖に対しても敏感になってしまうというのは
誰にでもありますけど、彼女の場合はその感受性が人の何倍も強いんです。

でもそれって、やっぱりいいことだとは言えないんですよね。
そうやってネガティブな方向に考えることだって人としては当然の感情なわけですけど
でもあまりにもそうだと、やがては身動きすら取れなくなり、積極性がなくなってしまう。
つまりはそれって、相手と向き合うことが出来なくなってしまうことをも意味していて
もっと言えばそれは渚自身から相手と距離を置いてしまう行為だとも言えるわけなんです。
そしてそれこそが恐らくは渚が周りに馴染めずに一人になってしまう一因でもあって
周囲の人に対して余りにも気遣ってしまうがばかりにその相手との距離も一向に
縮まっていかないのかなとも思えるんですよね。
だからようはそんな彼女の優しさが仇になってしまっているというか、言ってしまえば
優しさと臆病さって紙一重だよねと。

そして、多分そのことには朋也も気付いていたのかなと思います。
と言うよりは、自分自身がそうであるからこそ、渚のことをよく知らなくてもそういった彼女の
内面性に気付くことができたのかも知れないというか。
またそれは今回の話の中で朋也自身が “俺もそうだからな。同じ場所に居る” と
言ったことからも頷けるところではあるんです。
そして今までの感想の中でも “渚と朋也は似ている” と書いてきたことともそれは一致して
だからこそ、やっぱり彼としては同じ境遇の中に居る者としては放っておけない何かを渚から
感じ取ることが出来るのだろうなぁとは思います。
何より、だからこそ彼は渚に対してアドバイスを促したんですよね。
「元気に笑って手を振ってみろよ」 って。
そうやって何もかも見えない何かに怯えていないで、勇気を出してお前の優しさを伝えてみろと。
彼が 「お前馬鹿かも知れないけどさ、それでいいと思う」 と言ったことだって
そういうことなのだと思います。渚の優しさはそのままであって欲しいという願いを込めて。

それ故に、彼女が嫌われているかもしれないと怯えていた朋也に対して勇気を振り絞り
笑顔で手を振って見せたあの光景はもうそれだけでも涙ものです。ウルッときてしまう。
そしてそれは朋也には嫌われたくない、仲のいい友人で居て欲しいという想いが強かった
からこそ振り絞れた勇気だったのかなとも思えますし、とにかくこういう渚の行動からは
彼女にとって朋也という人間が今どれだけ必要不可欠な存在かということが凄くよく伝わって
くるんですよね。
また彼と出会ったことによって少しずつでも彼女は成長している気がするんです。
まだ3話という話の序盤ではありますけど、彼女は確実に変わりつつある。
故にそのことを実感させてくれる一つ一つの些細な描写やキャラの表情の表現の仕方などは
本当に凄いなぁと思いますね。
とにかく本当にいいカップルです。涙で濡れたアンパンの生地部分をむしり取って朋也が
食べたシーンなんかもこう心にくるものがありましたし、彼も彼で本当に男前だと思います。


しかしながら、杏は本当に最高でもう堪りませんね!!
春原から朋也への対応の変わり方や、彼らとのやり取りとか演技も凄くいいですし
何より表情が素敵です!!
そして何と言ってもこの蹴りの瞬間のポージングが素晴らしいですね。。
この白ニーソと絶対領域のコンビネーションは悩殺ものです(笑)
というわけで今後の彼女の出番と活躍にも大いに期待したいと思います!杏ちゃんマジ天使!!
次回 「仲間をさがそう」
彼に対して誘い出してしまった渚。
前回はそのことに大きなショックを受けて倒れ込んでしまった彼女だったわけですが
やはりそのことに対する自己嫌悪というのは物凄く感じてしまっていて
それ故に、朋也に対してもどうやって接すればいいのかということが分からず、
彼女なりにも凄く悩んでいたようでした。
もちろん、彼女だって決して悪気があったわけじゃないし、それ以前にそういった事実を
彼女は知らなかったわけで、それこそまさに寝耳に水状態。
むしろ早々にそのことを渚に伝えなかった朋也にも非がないということはないわけで
だからこそ、渚もそこまで気に病む必要もないと言えばないんですよね。
でも、彼女にとってみればやっとこの学校という孤独を強いられる場所で手に入れることの
できた繋がりでもあるし、また友人でもあるわけで、故にそういった彼女の気持ちも分かるし
それこそ “嫌われた” とまで思ってしまったとしても不思議ではない。
掛け替えのないものだからこそ、失うことの恐怖に対しても敏感になってしまうというのは
誰にでもありますけど、彼女の場合はその感受性が人の何倍も強いんです。

でもそれって、やっぱりいいことだとは言えないんですよね。
そうやってネガティブな方向に考えることだって人としては当然の感情なわけですけど
でもあまりにもそうだと、やがては身動きすら取れなくなり、積極性がなくなってしまう。
つまりはそれって、相手と向き合うことが出来なくなってしまうことをも意味していて
もっと言えばそれは渚自身から相手と距離を置いてしまう行為だとも言えるわけなんです。
そしてそれこそが恐らくは渚が周りに馴染めずに一人になってしまう一因でもあって
周囲の人に対して余りにも気遣ってしまうがばかりにその相手との距離も一向に
縮まっていかないのかなとも思えるんですよね。
だからようはそんな彼女の優しさが仇になってしまっているというか、言ってしまえば
優しさと臆病さって紙一重だよねと。

そして、多分そのことには朋也も気付いていたのかなと思います。
と言うよりは、自分自身がそうであるからこそ、渚のことをよく知らなくてもそういった彼女の
内面性に気付くことができたのかも知れないというか。
またそれは今回の話の中で朋也自身が “俺もそうだからな。同じ場所に居る” と
言ったことからも頷けるところではあるんです。
そして今までの感想の中でも “渚と朋也は似ている” と書いてきたことともそれは一致して
だからこそ、やっぱり彼としては同じ境遇の中に居る者としては放っておけない何かを渚から
感じ取ることが出来るのだろうなぁとは思います。
何より、だからこそ彼は渚に対してアドバイスを促したんですよね。
「元気に笑って手を振ってみろよ」 って。
そうやって何もかも見えない何かに怯えていないで、勇気を出してお前の優しさを伝えてみろと。
彼が 「お前馬鹿かも知れないけどさ、それでいいと思う」 と言ったことだって
そういうことなのだと思います。渚の優しさはそのままであって欲しいという願いを込めて。

それ故に、彼女が嫌われているかもしれないと怯えていた朋也に対して勇気を振り絞り
笑顔で手を振って見せたあの光景はもうそれだけでも涙ものです。ウルッときてしまう。
そしてそれは朋也には嫌われたくない、仲のいい友人で居て欲しいという想いが強かった
からこそ振り絞れた勇気だったのかなとも思えますし、とにかくこういう渚の行動からは
彼女にとって朋也という人間が今どれだけ必要不可欠な存在かということが凄くよく伝わって
くるんですよね。
また彼と出会ったことによって少しずつでも彼女は成長している気がするんです。
まだ3話という話の序盤ではありますけど、彼女は確実に変わりつつある。
故にそのことを実感させてくれる一つ一つの些細な描写やキャラの表情の表現の仕方などは
本当に凄いなぁと思いますね。
とにかく本当にいいカップルです。涙で濡れたアンパンの生地部分をむしり取って朋也が
食べたシーンなんかもこう心にくるものがありましたし、彼も彼で本当に男前だと思います。


しかしながら、杏は本当に最高でもう堪りませんね!!
春原から朋也への対応の変わり方や、彼らとのやり取りとか演技も凄くいいですし
何より表情が素敵です!!
そして何と言ってもこの蹴りの瞬間のポージングが素晴らしいですね。。
この白ニーソと絶対領域のコンビネーションは悩殺ものです(笑)
というわけで今後の彼女の出番と活躍にも大いに期待したいと思います!杏ちゃんマジ天使!!
次回 「仲間をさがそう」
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