空深ク、彼方へ ―

るんちゃん、パンツはないよ･･･。


ということで前半パートは、るんちゃんのドジっ子でアホな子っぷりを大いに活用して
コメディっぽく、尚且つ緩やかに彼女たちの日常風景を描き出していましたね。

観ているだけでつい笑ってしまうと言うか、プッと吹き出しちゃうみたいな(笑)
そんな感じが凄く心地良くて、安心しながら観ることが出来ます。

それに何と言っても、4人それぞれがみんな個性あるキャラでいてとっても可愛いです。
ユー子は相当な弄られキャラということも発覚して、これからの彼女たちの日常にも
ますます目が離せなくなりそうです。あと、ユー子のことぷにぷにしたい。


　


一つ屋根の下でのちょっとした共同生活によって深まる友情―


ただいくら仲が良いとは言っても、まだトオルと彼女たちは知り合って間もないわけで
まだちょっとした壁っていうのはあるんですよね。

特にみんなといれば普通に喋れるけど、二人きりになると･･･ っていうのは
凄くあるあるな話で、ああいう感じになっちゃうのもかなり頷けるところだったりするんです。
同じような経験をしたことがある人も結構多いんじゃないかなと思います。

ただ、それに関しては逆にユー子の方がトオルに対し強く感じていた部分でもあって
一方のトオルはと言えば、そのことを理解してはいるものの、あまり気には留めていない
感じのようでした。


　


けどやっぱり、トオルを除いた3人で作り上げた空気っていうものはあるはずなんです。
トオルが入学するまでには彼女たちとの間に空白期間があるわけですからね。

そして、その空気に彼女はどうしても馴染めない。
また、話に付いていけなかったりする。

まぁ、これは後から一つのコミュニティに加わった者の宿命みたいなものでもあって
こればっかりは自分が適応するしかないし、努力するべき部分でもあるんですけど
やっぱりトオルのことを考えるとね。

るんちゃん一筋なところもありながら、なかなかコミュニケーションが巧くとれない
トオルだからこそ、そういたことが難しかったりするわけなんで
彼女にもっと積極的になれっていうのも少し酷なのかなと思えてくるところですよね。


　


だからこそ、そんなトオルの心情を察しってかのナギのゲームへの誘いには
ちょっとした温かさを感じることができました。

何だか凄くトオルのことをちゃんと見ている気がして、早く仲が良くなれるように
ナギも色々考えているのかなとかも思えちゃって。
それにゲームなら無理して会話せずとも仲良くなれますし、ちょいボーイッシュな感じの
トオルにも向きそうな遊びですから。

こういうちょっとした心遣いってやっぱり大事だなと思います。
結果、トオルもかなり楽しんでいたようですしね。珍しくガッツポーズも出ましたし(笑)

それにユー子にしたって最終的にはトオルに弄られとおされてましたけど
彼女も彼女なりに仲良くなろうと色々と考えていたわけですし
もう本当にみんな優しくていい子だなぁという印象ばかり抱いちゃいますね。

観ていて微笑ましい限りです。





そしてあのポエム好きの先生も言ってましたけど、雨の日みたいな憂鬱になりそうな時だからこそ
こうやってお互いを近くで見ることができたりもする。

ようはあまり嬉しくない状況であっても、見方を変えてみれば実はいいこともあるんだよと。
彼女たちもびしょびしょに濡れてしまったわけですけど
そのお陰でまた一段とその友情や絆といった部分はしっかりと深まったわけですよね。

そのことを考えれば、濡れたことなんて全く大したことではなかったのでしょう。

また、これはナギがタクシーを呼ぼうとした展開とも対比になっていて
つまりは “お金で買えないモノもある” のだと。そういうことですよね。


うーん、何だか最後の挿入歌も相まってこの二話も凄くいい話を見させてもらった気がします。
笑いと和みが入り混じったいい話でした。本当にこういう作品は大好きです。

ただ、これからも挿入歌ってずっと入れるんでしょうかね？
そこだけが今は凄く気になるところです(笑)




次回　 「同級生」



新キャラキター！ そしてトオルとの絡みにも期待です！！

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